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2020年度名誉会員お喜ひ゛の言葉(坪井先生)

喜びの言葉

 この度、名誉会員にご推挙いただき、誠に光栄に存じます。これまで貴学会には長らくお世話になって参りました。わたしと行動療法との関わりは、心療内科医として勉強を始めた頃にさかのぼります。恩師、筒井末春教授から内山喜久夫先生らが監訳されたJ.ウォルピの「行動療法の実際」の本を手渡され、試してみなさいといわれえたのが始まりでした。

 また、大きかったのは、片頭痛や緊張型頭痛に対するバイオフィードバック療法の研究のなかで「Cognitive behavioral therapy としてのバイオフィードバック療法」と題する論文を多く目にするようになったことです。認知行動療法に刺激を受け、日々の臨床にも取り入れて参りました。

 最近の行動療法、認知行動療法の発展ぶりは、目を見張るものがあります。今後も学会がますますの発展し、世界の幸福や平和に大きく寄与していただけることを祈念してお礼の言葉にかえさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

坪井 康次

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